昨日はSBS学苑で『笑顔のホスピタリティ講座』を開講しました。
ホスピタリティとは『おもてなし』『思いやり』と訳されます。サービス業などで使われるようになった概念ですが、家庭や職場でもとても大切なことです。
また、ひとりよがりの親切心は、受け手にとって負担を感じさせてしまうこともあるので、思いやりの心を発揮できずにいる人も少ないないでしょう。
一般の方を対象に講座を担当していて感じるのは
対人コミュニケーションでの悩みや不安を抱えている方がとても多い事です。
他人の言葉に傷ついて、自分からコミュニケーションを断ってしまう方や
相手の気持ちを考え過ぎて、思いやりの心を発揮できずにいる方もおられます。
講座の終わりごろに利休七則と行為の意味をお話して終了しました。
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千利休が『茶の湯で心得ておくべき最も大切なことはなにか』と弟子から聞かれ答えたのが利休七則(りきゅうしちそく)です。
1.茶は服(ふく)のよきように、ー心をこめるー
2.炭(すみ)は湯の沸(わ)くように、ー本質を見極めるー
3.夏は涼(すず)しく冬は暖(あたた)かに、ー季節感をもつー
4.花は野にあるように、ー命を尊うー
5.刻限は早めに、ー心にゆとりをもつー
6.降(ふ)らずとも雨の用意、ーやわらかい心を持つー
7.相客(あいきゃく)に心せよ。ー互いに尊重しあうー
これを聞いた弟子は、わけもわからず
「それくらいのことならできますよ」と答えると
利休は「もしこれができたら、私が弟子になりましょう」
と答えたそうです。
当たり前のことが結構難しくて、それでいてとても大切なことなのですね。
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行為の意味
宮澤章二
-あなたの〈こころ〉はどんな形ですか
と ひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも〈こころ〉は見えない
けれど ほんとうに見えないのであろうか
確かに〈こころ〉はだれにも見えない
けれど〈こころづかい〉は見えるのだ
それは 人に対する積極的な行為だから
同じように胸の中の〈思い〉は見えない
けれど〈思いやり〉はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
〈心〉も〈思い〉も初めて美しく生きる
それは 人が人として生きることだ
あれ?と思われた方もいらっしゃるでしょう。
何回も耳にしたAC広告のあの詩です。
ホスピタリティマインド
気持ちがあるのなら行為として現わしていきたいものですね。
私?
ついついやり過ぎてしまう。。。(;一_一)小さな親切大きなお世話
反省 反省
近所の公園では八重桜が見頃になりました